「進撃の巨人」のモデル!?”ネルトリンゲン”
今回は、あの人気アニメ「進撃の巨人」モデルの街と噂されている、ドイツ南西部ネルトリンゲンに行ってきました!(ガイドブックだとネルトリンゲンですが、ドイツ語は”ノートリンゲン”のように聞こえます。)
上空からの写真は、まさに巨人から守るために建てられた壁の内部の街のようです。実はこれ、約1500万年前に落ちた隕石によってできたクレーターだそうです。このようにきれいに形が残っているのはかなり稀で、NASAも研究に訪れた地でもあるとか。
今回の旅は、かなりspontaneousで、大学の授業が突如休講になったのと、German Rail Passの有効期限が迫っていたことが重なり、実現したのですが、進撃の巨人ファンとして以前から気になっていた街であったので、興奮気味でした。
ネルドリンゲンへのアクセスは様々ありますが、近くにニュルンベルクとシュトゥットガルトがあり、IC/ICE、RE/RBなど地域区間快速で乗り換えしながら約2時間くらいの場所にあります。
私はGerman Rail Passを持っていたので、ライプツィヒから悠々と鉄道の旅を楽しめました。(German Rail Passについては別の記事で紹介。)
ネルドリンゲン駅に到着。駅を出るとすぐ、世界対戦の祈念碑らしきモニュメントがありました。
駅周辺は城壁の外にあるため、とても静かです。
そこから10分ほど歩くと、あの“門”が見えてきます。
Deininger Tor |
この門の感じは、モデルにした感じがありますね!
ただ、アニメの壁(50m)に比べると、かなり低いです。超大型巨人なら簡単にまたげますね。
門を抜けると、きれいな街並みが広がっています。
真ん中に見える教会はこの街のシンボルで、Deininger門を出てすぐ見えます。
赤い屋根の家が並び、かわいらしい街並みです。
教会に着きました。中には無料で入れます。
昼には、窓から光が差し込み、教会の中を照らすため、とても神秘的です。
教会の西側にある塔には上ることができ、上まで行くと街全体を見渡すことができます。上まで行くためには、一度外を出てから西側に回り、玄関(Eingang)を探しましょう。
塔の最上階までは、階段を約450段あります(数えました)。
人ひとり通るのがやっとの幅なので、身軽にして上ることをおすすめします(笑)。
あと、これは私だけかもしれませんが、このドアと螺旋階段はどことなく、ライナーが巨人に腕を噛まれたシーンの大砲を上から落とした階段のように見えました。
そして、これが塔の最上階からの景色です。赤い屋根の建物が教会の周りを取り囲むように広がっています。遠くには城壁も見えます。
この景色を見るには、450段を上がり、途中のKasseで3.5€支払わなければなりませんが、ファンにとっては、450円弱の料金は安いものです。
塔からの景色を堪能した後は、塔から30mもないくらいのところにある、Alte Hotelという1階がカフェになっているお店に入りました。
そのカフェで、白ワインとドイツ名物のSpatzleをいただきました。
本当は、北側にあるクレーターについての博物館にも寄ってみたかったのですが、かなり寒かったのと、時間があまりなかったので、食事をとってすぐこの街を後にしました。
天気が悪く、あまりいい写真が撮れませんでしたが、赤い屋根のきれいな街並みと、進撃の巨人を感じさせる城壁や門、円状に広がった街を楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!